日弁連人権擁護大会・交歓会

2011年10月6日
大野 聡子(弁護士)

 新62期の大野聡子と申します。滋賀弁護士会に所属しており、大津市にある「女性の法律事務所パール」にて勤務しております。どうぞ宜しくお願い致します。

 

 さて、本年度の日弁連人権擁護大会は、香川県で開催され、シンポジウムでは「犯罪とどう向き合うべきか(死刑の存廃)」・「希望社会の実現(社会保障)」・「患者の権利」について取り上げられました。

 私は、C型肝炎訴訟の弁護団に参加させて頂いていることや実際に親族の病で『患者の意思の尊重とは何なのか』を考えていたこと等から、第3分科会「患者の権利」のシンポに参加しました。

 限られた時間ではありましたが、ハンセン入所者の方、小児科医、外国人医療に尽力されている医師、地域医療に尽力されている医師、患者会の方と、患者側・医師側両当事者の方々が実情や課題、今後のあるべき社会について忌憚なく熱く議論されており、患者の自己決定権の実質的保障と、限られた時間人材の中で医療水準も維持しながら対応していかなくてはならない医療現場の負担とのバランスのとり方等、色々と考えさせられました。

 

 交歓会には、所長の小川恭子弁護士に、「人権大会の1日目の夜お暇なら」と誘って頂き、『1人でさみしく食事をしなくていいのなら』と、とても気軽な気持ちで参加させて頂くことになりました。

 交歓会当日も気軽な気持ち・気軽な格好で会場に向かったのですが、会場に到着し出席者名簿に目をやると、日弁連ニュースやライブ研修などで拝見する先生方のお名前が連なっており、若手は2名・・・。

 『なんて場違いな場所にきてしまったのか!!』と内心後悔し、恐れ多くビクビクしながら、乾杯を迎えることになりました。
しかし、いざ交歓会が始まってみると、先生方は情報交換や調査官の質談義・プライベートの出来事等をざっくばらんに話されており、和やかな雰囲気に私も最初の後悔を忘れ、楽しくリラックスして過ごすことができました。

 一人ずつの近況報告では、日弁連での活動や海外での活動等、最先端でグローバルなお話を沢山伺うことができ、日々身近な事件に取り組むことだけでなく、人権の擁護や社会正義の実現のための活動にも積極的に参加することの大切さを改めて感じました。
おいしい食事を頂きながら、先生方のお話に愉しく耳を傾けているうちあっという間に、お開きの時間となってしまい、終了時には物足りなさも感じた程です。

 

 交歓会がお開きになった後、唯一の若手仲間であった黒田典子先生とは、同じロースクールで授業も共通していたことや偶然にもホテルが一緒であったこともあり、先生の部屋で、ロースクール時代の思い出話や子育ての大変さ、地方ならではの移動の苦労等を楽しく愚痴りあうことになり、日が変わる頃まで話をさせて頂きました。

 

 交歓会は初めての参加でしたが、普段交流できない遠方の先生方や、ロースクールの友人など懇親を深めることができ、ストレス発散をしながら有益な情報を得ることもできて、参加してよかったと心から思っています。

 日頃中々理解をしてもらえない、女性依頼者が多い事務所特有の悩み・ぼやきを共有することができ、リフレッシュできるのも、女性だけの交歓会だからこそでしょうし、何よりも私のような若手にとっては、ベテランの先生方と交流させて頂き、豊富な経験談や知識を伺うことができる場があるということは本当にありがたいことです。

 また、各分野の先頭に立って頑張っていらっしゃる先生方の素敵なお人柄に触れることによって、その分野について自分も勉強し関わってみたいと興味関心を持つことにもつながり、弁護士としての幅を広げるよい機会でもあると思います。

 今回の交歓会は、若手の先生方の参加が非常に少なく、少し残念にも思いましたので、若手の先生方も来年以降の交歓会へぜひご参加頂きたいと思います。